熱可塑性義歯（アクリジェット）

特性

アクリジェットは、保険適用されており、点数は熱可塑性義歯（スルフォン床やポリカーボネート床）と同じになっています。 従来のアクリルレジンと比べての耐衝撃性を持ち割れにくいという優れた特性があります。

レジン床義歯と違い液を用い無い為、残留モノマーが約1/4以下でアレルギー等への生体安全性が高い性能を持っています。 最大の特徴は、従来のアクリルレジン同様に、修理・リクライニングができます。又、耐薬品性が強く、耐クラック性に優れ、 市販の義歯洗浄剤が使用できます。

作成方法

フラスコ内に石膏を注ぎ、ロウ義歯模型の型を取ります。その際に熱可塑性義歯ではプラスチックが通る道作り流し込みを行います。 人工歯に関しては、通常の人工歯を使用し製作します。脱蝋後にドライオーブンDX302にてアクリジェット樹脂を成形温度の200度で溶解します。

ジェット7000（射出成型機）で溶解した樹脂を自動的に高圧をかけて流し込みます。

いくつかの過程を経て表面を磨きます。